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Amazonキーワード最適化、ビックデータを用いた商品リサーチ分析ツール

アマゾンのこれらのレポートを活用しているのか?

アマゾンのセラーセントラルでは、在庫、注文、返品、広告など、数え切れないほどのレポートがあります。今回の記事では、アマゾンのレポートを活用してビジネスを評価し、改善策を行う方法を紹介します。
 
01
PPC広告を配信するのに適した商品を見つける
 
アマゾンのPPC広告は商品の露出率と販売数を高めることができ、収入を高める最も良い方法の一つです。レポートを通じて、PPC広告に最適な商品を見つけることができます。
 
まず、閲覧数は少ないが、転換率が高い商品はPPC広告を配信するのに最適であることを覚えましょう。このような商品は広告支出の収益率を最大化できます。
 
セラーセントラルにあるBuiness Reportsを使ってこのような商品を見つけましょう。Buiness Reportsには、商品の販売状況を提供し、日付、商品、その他の3つの項目ごとにデータを分類しています。
商品ごとの具体的な販売状況やトラフィックをチェックする場合、By ASIN(ASIN 別)をクリックします。
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この分類では3つの報告があります:
 
・Detail Page Sales and Traffic(詳細ページ 売上・トラフィック)。
・Detail Page Sales and Traffic by Parent Item((親)商品別詳細ページ 売上・トラフィック)。
・Detail Page Sales and Traffic by Child Item((子)商品別詳細ページ 売上・トラフィック)‍。
 
セラーは、次のいくつかの指標の意味を理解し、報告を正しく解読する必要があります。
・Sessions(セッション):何人のカスタマーがあなたのページを訪問したかという指標です。1回の訪問では、複数のページ(24時間以内)を複数回閲覧しても、1回の訪問となります。
・Session Percentage(セッション率):特定のSKU/ASINにアクセスするカスタマーの割合です。
・Page Views(ページビュー):ページがクリックされた総回数です。
・Page Views Percentage(ページビュー率):特定SKU/ASINが占めるページ閲覧数の割引です。
・Buy Box Percentage(カート率):カスタマーがカートボタンをクリックするとページの閲覧数に占める割合です。
・Units Ordered(注文商品数):カスタマーが注文する商品の数です。
・Unit Session Percentage(ユニットセッション率):カスタマーの訪問回数と注文回数のパーセンテージは、高いほど良いです。
・Total Order Items(注文品目数):カスタマーが購入した商品の種類です。たとえばカスタマーが1台のパソコンと2個のマウスを購入した場合、この欄に2が表示されます。‍
 

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上図の青色の枠を見ると、カスタマーの訪問回数は48回であり、カスタマーの訪問回数の割合は1.41%です。つまり1.41%のカスタマーだけがこの商品にアクセスしたが、転化率は8.33%です。
 
これは明らかに、閲覧数は少ないが転換率が高い商品です。アマゾンの広告を配信すると考える際に、この商品を選ぶべきです。
 
02
転化率の低い商品を発見
 
閲覧数の低い転換率の高い商品が見つけられるなら、閲覧数は多いが販売数が少ない商品も見つけられます。
 
Buiness Reportsでは、By ASINをクリックしてUnit Session Percentageの行を選択し、上の矢印をクリックして降順のソートを選択することで、転換率の低い商品を見ることができます。
 

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たとえば、上図のように、カスタマーの訪問回数は924ですが、2つしか販売されず、転化率は0.22%です。
 
転換率が低いことは、商品ページの質が悪いことを意味し、セラーがListingページを改善する必要があります。
 
注目に値するのは、この商品のカート率は84%で、他の競争相手がいることを意味しています。Listingを最適化できない場合は、Listingを持っているセラーに連絡を取って修正を試してみてください。お互いに良いことになるからです。
 
03
業務全体のパフォーマンスをチェック
 
Buiness Reportsをクリックし、By Date(日付別)を選択することで、各時期の表現を見ることができます。日付レポートには3つの分類データがあります:
 
・Sales and Traffic(売上・トラフィック):商品の総販売数およびアクセス数、日付順です。
・Detail Page Sales and Traffic(詳細ページ 売上・トラフィック):前の分類とよく似ていますが、転化率、カート率など、より多くの指標を提供しています。
・Seller Performance(出品者パフォーマンス):返金率、フィードバック、A-Zクレームなどを含むデータを提供します。ここでのデータの変化が大きければ、重視を引き起こす必要があります。
 
04
Brand Analyticsを活用してキーワードを検討
 
アマゾンはデータ分析ツールBrand Analyticsを提供しています。Brand Analyticsは3種類のデータレポートを提供しています:
 
・アマゾン検索キーワードレポート(Amazon Search Term Report)。
・購入分析レポート(Market Basket Analysis)。
・購入商品の対照と代替行為報告(,comparison and alternative purchase behavior)‍。
 

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セラーは検索キーワードレポート(Amazon Search Term Report)からキーワードの表現をチェックすることができます。
 
以下にキーワードレポート中の各名詞の具体的な説明です:
 
Search Term:消費者が用いる検索ワード、コアキーワードかロングテールキーワードです。
Search Frequency Rank:特定の時期におけるキーワードの検索頻度の順位です。アマゾンは具体的な検索数は示していませんが、キーワードの人気度を把握するのに役立ちます。
#1 Clicked ASIN:選択された時間の中で、検索結果からクリック数が最も多いASINです。
#1 Product Title:商品名
#1 Click Share:選択された時間の中で、検索ワードの結果の総クリック数に占める商品のクリック数の割合です。
たとえば、1000人のカスタマーが「ラップトップ・バッグ(laptop bag)」を検索し、各カスタマーが3つの商品をクリックした場合、総クリック数は3000回です。検索結果の中で商品Aが500回のクリック数を獲得した場合、商品Aはその検索ワードの総クリック回数の16.67%を占めるということです。
 
#1 Conversion Share:この商品が獲得した転換数は、検索ワード全体の転換数の割合です。
例えば、「laptop bag」という検索ワードが1000件販売され、商品Aが100件販売されたとすると、商品Aの割合は10%になります。
 
クリック数が多いと必ずしも高い転換数をもたらすとは限らないため、検索回数が最も高い商品と転換数が最も高い商品は、同一の商品ではない可能性があります。
 
05
商品比較レポート
 
Brand Analyticsが提供する商品比較と代替購入レポート(Item Comparison and Alternative Purchase Behavior)は、セラーが競合商品を探すのに助けられます。どのように自分の商品を改善するかを研究することもできます。
 
このレポートのいくつかの名詞解釈:
 
#1 Compared %:同じ日に商品を見ているお客様は、その商品のを閲覧する回数の割引です。
#1 Purchased ASIN:お客様は商品をチェックしていますが、最もよく購入している他の商品です。
#1 Purchased %:他の商品を購入するお客様の割合です。
 
これらのデータを使って、競合商品を見たり分析したりすることで、なぜ消費者が自分の商品よりも他の商品を選んだのかを知ることができます。
 
以上です。アマゾンレポートを活用してくださいね~